「車の速度違反が多いからといって、車の開発者をただちに罪に問うのはおかしいのと同様に、ソフト開発者に罪があるわけではない」と弁護団は言うけれど、「速度違反をしても見つからない機能を備えた車」を売ったら、その機能に他の有意義な利用法があるのでなければ、開発者は真っ白ではないのではないだろうか。別の事例と対応させる方法はいくらでもあるわけで、対応先で無罪だからといって、実際に無罪だというわけではない
想像力が足りないのか、WinnyをWinnyたらしめていた要素、たとえば発信者が匿名になるP2P技術が役立つ場所は、違法なファイル交換しか思いつかない。匿名性を実装しないファイル交換システムが「ピストルを作る技術」だったとして、Winnyはやはり「ピストル」だったのではないだろうか。「たくさんアップすればたくさんダウンできる機能」も、具体的なくせに何の役に立つのかが謎だった。包丁を売るのはいいとして、「人を刺しても証拠が残らない包丁」を売ったら白というわけにはいかない
100km/h以上の速度を出した場合に運転者が消せないように記録をすれば、日本中のスピード違反を取り締まることも可能ですし、そもそも、、100km/h以上の速度を出せなくすれば、スピード違反の発生も抑えられるかもしれません。(スピード違反と著作権法違反の違いってなんだろう。)
100km/h以上で走れる能力を車に持たせることには、実際にその速度で走らなくても、パワーや安定性が得られるなどのメリットがあるはず。また、「100km/h以上の速度を出した場合に運転者が消せないように記録をとる機能を実装していない」という理由で、メーカーを有罪にする必要はないと思う。「実装した責任」と「実装しない責任」はぜんぜん違う(法律で義務化されているなら話は別)
匿名性を実装したWinnyが有罪なら、非匿名性を実装していないインターネットも有罪なのかというと、これもちがう。「すること」と「しないこと」はぜんぜん違う。「しないこと」は『「しない」をすること』ではない。というわけで読売の結論、まあ、こんなものだろう
技術者のモラルを重く見た判断と言えるだろう。(読売)
ただ、東京の言うように、問題は何も解決していない
デジタル技術が急速に進歩する中で、現状の著作権保護のあり方に再検討の必要性を訴える被告の主張には十分耳を傾ける価値があるのではないか。(東京)
情報漏洩はWinnyとは関係ない(これで恥をかいたせいで警察がムキになったという意味では関係があるが)。漏洩させたやつが悪い。Winnyがあろうがなかろうが、漏洩した情報を消去することは現時点では(近い将来も)不可能(もちろん違法なファイル共有も、最初に放出したやつが悪い)。その点で、日経の認識には驚いた(産経もごちゃまぜにしている)
ウィニーを巡っては防衛庁の機密情報が流出する事件も起きており、元助手の責任は免れないだろう。(日経)
とはいえ、この話に限らず、技術的に何かが可能になったときには、「いかにそれを禁止するか」ではなく「世界の変化にどう対応するか」をみんなで考えるべきだと思う。そういう意味では毎日がいい感じ
判決はネット社会のひどい現状に警鐘を鳴らしたとも言える。しかし、これによってネットでの著作権侵害の実態が大きく改善するかというと、そうならないだけにむなしさが残る。(毎日)
技術が先に進み、法制度が想定していない世界が誕生してしまったというのが、ネットの実態だろう。(毎日)
新しい開発環境を発表します。この環境では、自然言語を使って次のように開発することができます
デイブ「ハル、Winnyのようなソフトを作ってくれ」
ハル 「あの・・・という機能はなんの役に立つのですか」
デイブ「それは利用者が考えることだよ」
ハル 「悪用法しか思いつかないのですが」
デイブ「技術自体に罪はないだろう」
ハル 「申し訳ないがデイブ、それはできません」
デイブ「いいから作れよ」
この開発環境の開発者は白だが、デイブは真っ白というわけにはいかない
Winny3を作っている人は、Winny3自体の配布元も匿名にするようなトリックを実装すること
朝日がビッグ・ブラザーを求めているのが面白い
ソフト開発の芽をつまずに、著作権を守ることを考えねばならない。それには、認証をとった人だけが使える管理機能を設け、利用者に課金するようなシステムをつくる必要があるだろう。(朝日)
開発者は判決が不服だろうが、技術の宣伝広告費と考えれば高くはない。極悪人だと思っている人は、他人の著作権で飯を食っている人たちだけで、一般の印象は悪くないだろうし
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