冒頭を比較したのに続いて、ことの起こりとなるセリフを比較してみましょう。
まずは原文から。
She is tolerable, but not handsome enough to tempt me; I am in no humour at present to give consequence to young ladies who are slighted by other men. You had better return to your partner and enjoy her smiles, for you are wasting your time with me.
まずまずだ。だが、ぼくの気をそそるほど美しくはない。それにぼくはいまのところ、ほかの男たちに無視されている若い娘さんの評価を高めてやる気もしないのだ。きみはきみの相手のところへもどって、その人の微笑でも楽しむがいい。ぼくにかまっていては時間のむだというものだから(河出書房の世界文学全集第9巻から引用)
まあまあだけど、あえて踊りたいほとの美人じゃないね。それにぼくはいま、ほかの男から相手にされないお嬢さまのお相手をする気分じゃないんだ。きみも早くあの美人さんのところへ戻って、かわいらしい笑顔を楽しみたまえ。こんなところにいたら時間のむだだ
がまんはできるけど、僕が誘惑されるほどの美人じゃないね。それに今のところ、僕は、ほかの男の見向きもしないような娘さんの提灯もちをする気にはなれないね。君はお相手のところへ帰って、彼女の笑顔でも楽しむ方がいいよ。僕といたって、時間を浪費するばかりだもの
まあ相当じゃあるねえ。だが、とても心を動かされるほどのもんじゃない。おまけに、ほかの男から無視されているような女に、いまさら僕が箔をつけてやる気は、いまのところないねえ。まあ、君はあのお嬢さんのところへ行ってせいぜい笑顔でも楽しみたまえよ。こんなところへ来てちゃ、時間のむだだよ
彼女は、許容できますが、私を誘惑できるくらいには素敵ではありません。 現在のところ、他の男性によって侮辱されるお嬢さんに結果を与えるために、どんなユーモアにも私がいません。 私と共にあなたの時間を浪費していて、あなたは、あなたのパートナーに戻って、彼女の微笑を楽しんでいるほうがよいです。
彼女は、私が十分な誘惑には耐えられるハンサムです。私はユーモアの中で、他の男性が侮辱している若い女性に影響を与えるしています。あなたのパートナーに戻っていた方がいいと彼女の笑顔を楽しむ、私と一緒に時間を浪費している。
舞台は田舎なわけですが、都会的な訳のほうが好きです。
阿部知二訳(河出)
中野康司訳(ちくま)
富田彬訳(岩波)
中野好夫訳(新潮)
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